2013年3月26日火曜日

原発…

あの震災でもう2年経ったんですね
早いです。

私は福島県相馬市 という、あの有名になった「南相馬市」の北の地域に住んでいます。
事故が起きた原発から半径40km範囲に悠々と入っています。

事故が起きた原発は、双葉郡という縦長な地域に立っています。
(Wikipediaの方が、詳しく載っているかと思います)

まず、東京電力が福島県双葉郡に原発を建てるとき
「原発は絶対に安全です」という事を堂々と唱っていました。
ちなみに双葉郡の原発は、福島県の住民は1Wも使っていません。
そこで作られた電力は、すべて関東地域に送電している形になります。

こういうと、双葉郡は何の責任も無いと言ってるように聞こえますが
双葉郡にある町々は、国から「奨励金」を何億と降りてきていました。
その「奨励金」で町々は潤い、住民に他とは良いサービスを行っていました。
双葉郡の町々の住民は、「原発」の「奨励金」でより良いサービスを受けていました。

この大震災で、原発の色々な問題が色々と浮き出てきました。
それは、全国の原発で出た「廃棄物」の貯蔵がだいたい5年間で一杯になる形になります。
短い所で3年でいっぱいになります。

「青森の六ヶ所村があるじゃないか」という言葉が聞こえそうになりますが
六ヶ所村では、あと3年で貯蔵がいっぱいになる予定であると報じられました。

もちろん全国の原発では「貯蔵プール」がある訳なのですが
全国平均約75%がうまっている形になっているそうです。

「原発反対 電力値上げ反対!」
色々な所でデモが多く見かけました。

今回の大震災で、全国の原発が止まりました。
でも、日本全国では火力発電や自然エネルギー発電のおかげで
大騒ぎにはなりませんでした。

「じゃあ原発はいらないのでは?」
という声も聞こえてきます。
原発が止めたとき、原発全体が止まるのは、5年くらいと言われています。
その5年間は、原発の電力発電機器は動いていますが、発電はされていないのです。
そのあと、燃料棒を抜いて、保管して、原発を廃炉にする場合
10年以上かかると言われています。
その燃料棒は、何万年と保管しなければ無害にはならないのです。

被災した私が思うには、「原発は反対」です。
なぜかというと、今回の原発事故において
放射能が、風に乗って大阪府まで飛んだことが「スピーディー」により分かっています。
それだけ原発事故が起きたとき、被害が大きいのです。

では、なぜ「安全で安心」な原発が今回の大震災で事故になったか
実は、「安全に冷やす」装置が、41年間、一回も動かしたことが無いということです。

原発大国、米国は、毎年「安全に冷やす」装置を年に一回、テスト運行をしています。

我々が使っている乗用車だって、何年も運転していなければ
全く運転していない乗用車はだいたい3年で動かなくなります。

原発の話に戻りますが
化石燃料を燃やして運営している火力発電所をメインに動かすと
当然「燃料費」が原発より高くつきます。
原発の「原子力」での発電の方が安くつくのです。

でも、考えてみてください。
安い原発でも、あと数年で廃棄物がいっぱいになって
諸外国に廃棄物の処理をお願いする形になります。
その「処理」のかかったお金も日本国民に電気料としてプラスされます。

私が思うには、原発を無理矢理運行しても
原発を全て廃炉にして、メインを火力発電所にしても
結局は、日本国民に負担がかかるわけです。

ある番組の学生の討論で、ある国民の方が
「原発事故は飛行機事故と同じです」
と言った方がいらっしゃいました。
でも、原発の被害は、飛行機事故とは比べものにならないほどになると私は思いました。

私は、日本には原発はいらないと思っています。
「原発がある」ということで「奨励金」が降りてきて、助かっている地域もあると思います。
「原発」は「核反応」で発電している所です。
「核反応」で排出された「廃棄物」は、とても高い放射能を発します。
それが治まるのに何万年もかかります。

そんなものは私は必要ないと思います。

みなさんは、どう思いますか。

たまには真面目な事を載せてみましたー

(ちなみに、私は将来ガンで死ぬことが確定した形になりました。)

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